仮想通貨を初めて買ったら知っておきたい保管方法と注意点


2017年春から仮想通貨に関係するニュースが増えてきました。

日本でも人気の「Ripple(リップル)/ XRP」は1月に0.7円だったのが37円と大幅に上昇し、億り人(投資利益が1億を超える人)も続々と誕生している状態です。

こういうニュースを聞いて「そろそろ仮想通貨を買ってみようかな?」と考えている人が増えています。しかも、今まで株やFX等の投資未経験だった方や既に投資をしている方も含め多くの方が参加しています。

しかし、仮想通貨は通常の株やFXと違う点も多く、最初に知っておかないと困ることが多い世界です。そこで今回は仮想通貨を初めて買う方向けに仮想通貨の保管方法と注意点をご紹介します。

目次

仮想通貨の保管場所は取引所だけ?

結論から言うと仮想通貨には複数の保管方法があります。

初めに仮想通貨を購入するには、取引所に口座を開設する必要があります。国内では現在、Zaifbitflyercoincheckなどの3社を含め数社ですが、これから大手の取引所開設が予定の為増えることが予想されています。

「仮想通貨 運用しやすく 10社超が参入、相場変動激しくリスクも 」
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15973950S7A500C1MM8000/
仮想通貨にSBI等10社超が参入開始!

口座開設が完了し日本円を入金すると仮想通貨を購入できるようになります。実際に購入してみるとマイページに日本円の残高と仮想通貨の保持数が表示されます。
※各取引所の口座開設方法は「Zaif(ザイフ)の口座開設」「Coincheck(コインチェック)の口座開設」「bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設」を参考にして下さい。

つまり取引所に開設したあなたの口座に仮想通貨が保管されていることになります。でも、気を付けて欲しいのは「取引所=保管所=銀行」ではないことです。

取引所はあくまでも仮想通貨を”取引する”場所なので保管には自己責任が伴います。仮にあなたのIDやパスワードをハッカーに知られてしまいせっかく買った仮想通貨を盗まれてしまうこともあるのです。

仮想通貨の「ウォレット」とは?

仮想通貨では「ウォレット」という言葉が使われます。まさにお財布として仮想通貨を保管できるサービスやハードのことを指します。

各仮想通貨ごとにウォレットは違う

まず知っておきたいのは各仮想通貨のウォレットは違うものだということです。取引所で複数種類の仮想通貨を購入した場合、マイページに複数の通貨の残高が並びます。それはそれぞれの仮想通貨が別の棚に保管されている状態なのです。

つまり、ビットコインはビットコインしか入らない棚、XRPはXRPしか入らない棚があると想像するとわかりやすいかと思います。普段使っているお金は日本円ですから別々に財布をわけることがないのでちょっと違和感があるかもしれません。しかし、各仮想通貨毎でウォレットが違うということを覚えておいてください。


日本で人気の仮想通貨のウォレットはどうなっている?

国内で今取引されている中で主な人気の主な仮想通貨は「Bitcoin(ビットコイン)/ BTC」「Ripple(リップル)/ XRP」「NEM(ネム)/ XEM」「Ethereum(イーサリアム)/ ETH」です。先ほどご紹介したように取引所では口座に一覧として並びますが取引所以外に保存しておこうと思うとそれぞれ方法やサービスが異なってきます。そこで主な保管方法をご紹介します。

「Bitcoin(ビットコイン)/ BTC」のウォレットの場合

ビットコインは仮想通貨といえばビットコインと言われるほど有名ですよね。仮想通貨のきっかけとなった通貨でもありますから、ウォレット等の保存方法も多くあります。

a.WEBウォレット

WEBウォレットとはネット上に自分のウォレットを開設できるサービスで特に費用はかかりません。作成も簡単にできますし、ブラウザで確認できるのでパソコンやスマホでも利用が可能です。複数社がサービスを提供していますが、日本語化がされているblockchain(ブロックチェーン)がおすすめです。

https://blockchain.info/ja/

blockchain(ブロックチェーン)のメリット

①ブラウザからどこからでも登録や利用ができる
②ソフト等のインストールが不要
③スマホアプリを提供しているところもあり手軽

blockchain(ブロックチェーン)のデメリット

①ネット上のウォレットなので運営元のセキュリティによっては盗まれる可能性がある

b.PCウォレット

PCウォレットはパソコンにソフトをインストールして利用するウォレットでネット接続をしない状態で保管できるので比較的安全だと言われています。一方でソフトのインストールやブロックチェーンとの同期までに時間がかかったりと若干の手間もあります。

公式のビットコイン・コアはおすすめですが最初のインストール時に初期同期でかなりの時間がかかります。というのも最初に完全なブロックチェーン・サイズ (65GB以上)を同期するために時間とパソコンの容量が必要になります。

ビットコイン・コア:https://bitcoin.org/ja/download
主なPCウォレット一覧:https://bitcoin.org/ja/choose-your-wallet

PCウォレットのメリット

①WEBウォレットよりも安全度が高く、設定もそれ程難しくない
②オフラインで長期保存する場合におすすめ

PCウォレットのデメリット

①パソコン自体のウィルス対策等が必要
②パソコン自体が壊れたときのためにバックアップが必要
③最初のデータの同期に時間がかかる

c.ハードウォレット

ハードウォレットとはビットコインや他の仮想通貨を保存しておくことが可能な端末です。専用の端末で保存するのでハッカー等からの外部からの侵入リスクを低減することができます。仮にハードウォレットを壊してしまったり、無くしてしまってもバックアップから復元できるものも多いのでおすすめできる保存方法です。ただ、まだ使い方が簡単ではなく初めての方には難しいかもしれません。

ハードウォレットのメリット

①PCウォレットと違い小型なので持ち運びに便利
②長期の保管に向いている
③セキュリティが高い

ハードウォレットのデメリット

①ハード自体の故障リスクがある
②バックアップが必要
③全て海外の商品なので購入後のサポート等は海外とのやり取りになる

ハードウォレットとして有名なのが「trezor」や「ledger」です。公式で買うのもいいですが、アマゾンからも手軽に購入できます。
「trezor」をアマゾンで探す「ledger」をアマゾンで探す

c.ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは紙に印刷をしておく保存方法です。紙にアドレスと秘密鍵が印刷し長期期間の保存に向いています。ネット上で盗まれる心配のない最も安全な保管方法です。

他のウォレットと違う点は一度ペーパーウォレットからビットコインを引き出すとそのアドレス(ペーパーウォレット)は使えません。なので何度も取引したり送金することには向いていません。

ペーパーウォレットのメリット

①オフラインで保管するには最適
②長期保管に向いている

ペーパーウォレットのデメリット

①一度引き出すとウォレットは使えなくなる
②印字が消えてしまったりすると復元ができない
③盗まれないように保管する必要がある

「Ripple(リップル)/ XRP」のウォレットの場合

時価総額ランキングでもイーサリアムを抜いて何度か2位になっているほど人気のリップルですがウォレットについては注意が必要です。というのもリップル自身が公式ウォレットの提供を2016年3月に終了しています。ですので、他の方法として他社が提供するウォレットを使用するか取引所においておくという選択肢しか今はありません。

a.WEBウォレット

現在取引所以外でリップルのウォレットを提供しているのは「GateHub(ゲートハブ)」です。ビットコインでご紹介したWEBウォレットのタイプなので手軽に作成できますがセキュリティ面を考えるとリスクはあります。また最近、このgate hubに保管しておいた方がIDとPASSをハッカーに盗まれてXRPが無くなったとの話もありますので自分が設定するセキュリティもしっかりと行う必要があります。

https://gatehub.net/

GateHub(ゲートハブ)のメリット

①ウォレット専門なので取引所に預けるよりはやや安全

GateHub(ゲートハブ)のデメリット

①WEBウォレットなので大量の通貨を置いておくには向いていない

b.ハードウォレット

フランスの企業が提供する「ledgerwallet」がつい先日XRPの保存に対応すると発表がありました。現在は人気で手に入りにくいようですが現在XRPをオフラインで保管できる唯一の方法と言えます。

ハードウォレットのメリット

①オフラインでXRPを保管できる

ハードウォレットのデメリット

①ハード自体の故障リスクがある
②バックアップが必要
③全て海外の商品なので購入後のサポート等は海外とのやり取りになる

「ledger」をアマゾンで探す

「NEM(ネム)/ XEM」のウォレットの場合

NEM(ネム)は公式のPCにインストールするウォレットとスマホアプリ版ウォレットの提供を行っています。PC版のウォレットのインストールはそれ程難しくなく、数ステップで導入が可能です。またバックアップを取ることができるのでパソコンが壊れたり、買い替えたりした際に復帰することが可能です。

https://www.nem.io/install.html

NEM(ネム)公式PCウォレットのメリット

①取引所に保管するよりも安全度が高く、設定もそれ程難しくない
②オフラインで長期保存する場合におすすめ
③ハーベストに参加できる

NEM(ネム)公式PCウォレットのデメリット

①パソコン自体のウィルス対策等が必要
②パソコン自体が壊れたときのためにバックアップが必要

「Ethereum(イーサリアム)/ ETH」のウォレットの場合

イーサリアムは公式のイーサリアムウォレット「Mist」がありますがこれもビットコインの公式ウォレットと同様、最初のブロック同期に非常に時間がかかりPCの負荷もあるのであまりおすすめできません。

https://ethereum.org/

今イーサリアムで使われているPCウォレットが「MyEtherウォレット」です。MyEtherウォレットは日本語化されていて初めての方でも使えるのと最初にWEBウォレットを作成しGateHub(ゲートハブ)からPC版をダウンロードしてインストールするとPC版ウォレットとしても機能する便利なサービスです。

https://www.myetherwallet.com/
https://github.com/kvhnuke/etherwallet

MyEtherウォレットのメリット

①取引所に保管するよりも安全度が高く、設定もそれ程難しくない
②オフラインで長期保存する場合におすすめ

MyEtherウォレットのデメリット

①PC版をインストールする場合は自体のウィルス対策等が必要


所有した仮想通貨の保存基準を決めましょう。

仮想通貨でどれだけ稼ぎたいや、とにかく今買っておきたいといろいろな目的の方がいるかと思います。ここでおすすめの仮想通貨の保存する基準をご紹介します。

1.短期に売買する通貨は取引所へ

短期に仮想通貨を売買する場合は何回も取引することがあります。その都度ウォレットから移動するとその度に送信手数料がかかります。例えばXEMの標準的な送信手数料は15NEMですと約450円。これだと安心はできますが何度も繰り返しているとバカにならないコストになりますし、トランザクションのタイミングによっては「今買いたい」「今売りたい」というタイミングに移動できずにタイミングを逃してしまいます。

2.中長期で保持する通貨はウォレットへ

もしあなたが半年~数年単位で仮想通貨を保持しておきたいのであればウォレットへ保存しておくことをおすすめします。

3.どのウォレットも絶対はないのでリスク分散を

仮想通貨は今後も話題になっていくと思いますが、皆さんが普段使っている日本円のように完全に整備されたものばかりではなく日々進化しているものです。その為、自分の通貨を安全に管理・保存する方法も変化しますし「100%」というものもないのがこの世界です。例えばパソコンの中のウォレットに保存してパソコンが盗まれた、壊れてしまったということもありますし、自分の手違いで知らない誰かに送金しまうこともあります。

約7.6億円分のBitcoinを保存したハードディスクが埋められて行方不明に
http://gigazine.net/news/20131128-missing-bitcoin/


最後にぜひ覚えておいてほしい仮想通貨で絶対実践したい4つをご紹介します

1.取引所のパスワードを同じにしない

欲しい仮想通貨によっては取り扱っていないところもあって数か所の取引所に口座を持つことが増えます。 その際にログインパスワードを同じにするともしハッカーにパスワードを盗み見られた場合すべての取引所の口座にアクセスできてしまいます。 同じパスワードを使いまわなさいようにしましょう。もちろん、ウォレットのパスワードも使いまわさないようにしましょう。

2.二段階認証は必ず設定

取引所はIDとパスワードだけでは不十分です。かならず二段階認証を設定してセキュリティを高めておきましょう。

3.バックアップは必ず取る

PCウォレットではバックアップは必ず取りましょう。ウィルスに感染したり、壊れてしまった場合にウォレットを復元することで保存している通貨を復帰することができます。

4.秘密鍵は絶対に人に教えない

各ウォレットには秘密鍵というとても重要なキーがあります。この秘密鍵を誰かに知られてしまうと外部からあなたの仮想通貨を盗める確率が上がります。秘密鍵をバックアップすることはもちろんですが誰にも知られないようにしましょう。

仮想通貨を楽しむにはまず少額でいいので購入~送金~保管を自分でやってみることです。そうすることで仮想通貨の良さや難しさがわかると思いますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

ハードウォレットをアマゾンで探したい方は下記を参考にして下さい。
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