イーサリアムってどんな通貨?GASって何?

8月のビットコインが分裂するかもしれないというニュースが仮想通貨(暗号通貨)界隈では話題になっています。実際に8月にどんなことが起こるのか?がはっきりとわからない部分も多いため、今まで仮想通貨(暗号通貨)の資産をビットコインで保有していた人が退避させるためにいろいろな通貨を探しているのが現状です。

その中で、ビットコインに続く第二の通貨として知られていたイーサリアムが改めて注目されています。価格も上昇の一途をたどっており、6月12日現在で1THが44,000円を超え伸び続けています。

イーサリアムとは?

イーサリアム(Ethereum)は暗号通貨ですが、そのイーサリアムを土台にユーザーが独自に定義をした財産や契約を扱うことができる柔軟性の高いプラットフォームの役割もあります。暗号通貨と言えば中央集権管理がないのが通常の通貨と一番の違いですが、イーサリアム上で新しいルールを作り通貨(トークン)を作りだすことが誰でも可能です。

こう聞くと「???」となってしまうと思いますので、ここでは「イーサリアムの基盤で新しい通貨(トークン)を作ることができるんだ」と覚えておいてください。

またイーサリアムはビットコインと同じく採掘が可能でマイナーの採掘によって今も新しく発行されていますが、将来的にはプルーフ・オブ・ステークというマイニングを伴わない環境に移行する予定になっています。

イーサリアムの通貨は?

イーサリアムは取引所ではETHと書かれています。通貨の単位は「ether」で最小単位は「wei」です。
マイニングする人への報酬もこのetherが支払われますし、皆さんが取引しているイーサリアムもetherという単位なのです。

イーサリアムのGASって何?

イーサリアムには「GAS」という言葉があります。GASとは燃料の意味で、イーサリアムを送金したりする際に必要なまさしく仮想通貨(暗号通貨)を運ぶための燃料のことを指します。

ビットコインであれば送金するときは手数料で0.0005BTCと別途ビットコインが必要となりますがイーサリアムの場合はGASを決めて送金します。ビットコインと同じように送金手数料はかかるのですが手数料に別の単位があると覚えておきましょう。

ちなみに1GASはその時のレートの変動や送信する内容によって変わりますが、それほど大きな金額ではありません。ただし、ウォレットにある全額を送ろうとしてしまうとGASに使うetherが足りなくなるので少額残す必要があります。

GASが少ないといつまでも送金されない?

イーサリアムのGASは送信者が自由に量を設定することができます。ただ、GASの量が少ない場合には注意が必要です。それは、「GASの低い送金よりも高い送金の方が優先される」ということです。

ビットコイン同様、イーサリアムの送信やプログラムの実行の検証を担うのはマイナーと呼ばれる採掘者です。イーサリアムではその採掘者がGASの量で処理するものを選択することができます。つまり、報酬をたくさん得たいマイナーはGASの量が多い処理を優先して行うのです。

なのでイーサリアムを送信する際に失敗するときはほぼ間違いなくGasが少なすぎることが原因なのです。これをGASlimit(ガスリミット)が少ないと表現します。Gaslimitとは送信する際に「ここまでなら送信手数料として出していいよ」という上限です。

GASの高騰による課題

GASを多くすれば他のイーサリアムの送金よりも早く処理される。これはGASの使用量の高騰を招きます。

先日行われたBATという暗号通貨のICOでイーサリアムを送金しようとする人が殺到し、イーサリアムの送信が完了せずICOに参加できない事態になりました。しかも参加できなかった人のイーサリアム送信のGASはすべてマイナーに支払われたのです。

その課題を回避するために、今実施されているBancorのICOではGASの金額を50Gweiに制限して高騰を抑えるようです。


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